2011年7月31日日曜日




癒しってなんだろう。


少なくともわたしにとっては、優しく頭を撫でて慰める類のものではない。


自ら立ち上がり進む力を、気づかさせ沸き立たせるものと思う。




きっとそれぞれ違う音色でも、皆ではなく誰かのためにでも。

2011年7月26日火曜日

再生への調べ




大きめのボリュームで聴いてみると、しみじみと大きな懐に抱かれている感覚になる。


ふたたび誰かを信じる事や、失ったものを探すことをゼロから始めるということは


実に果てしなく、辛い道程だ。


ただ、時間のみがそれを受容していく。


でも人生の終わりでふと振り返った時の、無為であったはずの歳月が自らの軌跡として


きらきら輝きながら遠くから続いている様を見つけた時の感動を


わたしはこの曲からいつも感じている。


何時如何なる時でも、自らの足で踏みしめたものは豊かさとなって返ってくる。


一切を微笑んで全うできればと思う。

2011年7月24日日曜日

ネガポジへの素朴な疑問

中庸を地で行く私だけど、もちろんその時の状況によって気分に上下はあったりするけれど


落ち着かない先行き不透明な最近の情勢で、人も両極端に走りがちな傾向にある。


個人的にはネガティブもポジティブも詰まるところ同じな気がする。


「自分目線でそうであってほしい世界を現実に望んでいる」という点では。


前者はダークな空の、後者は明るい太陽の、その下には同じお花畑が繋がって拡がっているのである。


その花畑の美しさを語るというのは、机上論のもろさや生産性のなさの言い訳にはなるけれど、


本当の意味での思慮深さや精神性を高める足枷にもなるのではないか。


と、ツイッターでときどき見かける日本終末論とか自然エネルギーとか安全と平和を求めてとか


目にする度考えたりする。





生きている上で何らかが「欠けたり」「飢えたり」という経験があれば


ネガポジもへったくれもない境地になったりするのだけど。

2011年7月21日木曜日

Song for you





月明かりの下で はじまる物語


涙の奥の喜びは 本当さ 永遠に続く


幕が下りても ずっと

2011年7月19日火曜日

時には苛まれたり

お金とか食べ物とかもそうかもだけども

本当の意味で恵まれている、という事は

疑問もなく自分なりの正論を貫いて生きていけるという事だなあと、

嫌味じゃなく思う。←僻みは爪の先くらいあるw



我がままというのではなく(結果的にははそうなのだろうけど)話をしていて

え、そこで自身に対して葛藤はないのか?と思った時

「ああ、この人は今までそういう葛藤を必要としなかったからたぶん発想すらないのだろうな」

と悟ったことがある。

そうなると同じ土俵の上では腹を割って話せない。深みまでいけない。



絵や文学や音楽に対する、というよりは生きている上での物事に対する感度が

とてつもなく鈍い人と会話する時、そういう意味で途方に暮れつつ

何だかすごく気楽に見えて(実際その人なりにも悩みがあるのだろうけど)そう思える自分が

僻みったらしく感じてややブルーになったりする。で、自分が細かく考えすぎるのか?とも。

暮らしにゆとりがない反動で内に向かうベクトルは、実は生産性がないことの表れだしなーとも。

ええ、結構クヨクヨしますw




人と接する時、自分の中の見たくない暗い部分が露わになることが時にある。

逃げる気はないからダメージもそこそこあるし、でもどこかで人生の方向転換をしないと

最終的には枯渇してしまう気もする。

心も体もいつしかこわくなってくる(東北方言の「しんどい」の意)

生きる事がこわくなる前に、この感情を乗り越えられればと思う。

2011年7月18日月曜日

音浸り概要

何か発見が出来たり、拡がる予感がしたときは動くスピードが半端ない。

一気にコンサートチケットを3枚入手した時、不思議なテンションであった。

そんな珍しい高揚感の中行ってきます音浸り計画の概要です。


月31日  ピクニックコンサート ~レナード・バーンスタイン・メモリアル・コンサート~
      (札幌芸術の森・野外ステージ)


本州の方だったら「PMFって?」と感じるのではないだろうか。

PMF(パシフィック・ミュージック。フェスティバル)公式サイト
PMF概要

毎年行われるこの音楽祭は次世代の音楽家を育てるためのワークショップ的な意味合いも含んでいます。

私が今回行くのはこれを提唱したレナード・バーンスタインのメモリアルコンサートと銘打った野外演奏会。

そんな31日のスケジュール

かなりお腹いっぱいなセットリスト。

17時からのち夕暮れの中で聴くマーラー尽くしがちょっと興味深いです。

これを芝生自由席2000円で堪能しちゃおうという贅沢。

バリトンで出演のトーマス・ハンプソンはこの方




マーラーを歌ってくださるんでしょうか。楽しみです。




8月6日  North JAM Session RED STAGE
      (札幌芸術の森・野外ステージ)


公式サイト

そしてPMFと同時期に始まるサッポロシティジャズ

North JAM Session RED STAGE出演アーティスト

綾戸智恵の出演もそうですが、津軽三味線とピアノのコラボAGA - SHIOが何だかすごく面白そうです(・∀・)

PVをYOUTUBEで発見。Coolです。



その日は午前中は仕事でそのまま芸森に直行予定ですが、どうもT-スクエアあたりで寝てしまいそうな

そんな悪い予感に今から苛まれていますが、むしろトリの青木カレンさんのときに

そうなってしまいそう・・・ものすごく癖のない歌声が。(努力はする)



美人さんです(*´ω`*)ジャズというよりボサノヴァとか合いそうな声。

私の知らないだけでどこかでもう歌われているのかもしれないけれど。




8月7日  札響特別演奏会 アキラさんの大発見コンサート2011
      (コンサートホールkitara 大ホール)


このアキラさんとは宮川彬良さんの事。今は終わってしまったNHK教育の「ゆうがたクインテット」のアキラさんです。



多分今頃は大人席はきっと完売していると思われます。(わたし買いに行った際すでに残席3でした・・・)

小さい子向けだけではなく大人も楽しめる上質な音楽をも追及していて、ファン層はかなり広いかと。

ちなみにお父様は宮川泰氏、「宇宙戦艦ヤマト」の作曲家です。

2011年7月17日日曜日

ドレミでSmile

雨の中、こちらでも歌会が行われました。

斬新なルビのふり方もそうだけど行の文字を「音階」として読ませる面白さで

一席をとった菊池佐和子さんの作品をご本人の許可を得て掲載いたします。


わらうこと


まんま発声練習ですねえ(*´ω`*)

この歌以外にも前向きな歌が多くて、やや仕事がらみで鬱屈としていた気持ちが晴れたよい歌会でした。

2011年7月14日木曜日

音浸りの夏(予定覚え書き)

予定しているライブ、コンサート鑑賞。

忘れないようにここにも書いておく。もっと行きたいとこはあれど懐と時間との相談の末・・・(´・ω・`)




7月31日  ピクニックコンサート ~レナード・バーンスタイン・メモリアル・コンサート~
      (札幌芸術の森・野外ステージ)

��月6日  North JAM Session RED STAGE
      (札幌芸術の森・野外ステージ)

��月7日  札響特別演奏会 アキラさんの大発見コンサート2011
      (コンサートホールkitara 大ホール)


野外が続くので日焼けに注意しなくては・・・・。

��日は仕事が終わったその足で向かうので寝てしまいそうで怖い(しかも芝生席予定)

��日はせっかくのkitaraなので夏着物で行きます。じゃないと着る機会を逃しそうだ・・。

2011年7月9日土曜日

井椎さんのフランス旅行記の特集。


旅先で纏うその土地の空気や目で見る風景、あらゆる五感で味わう非日常。

五行歌で描く紀行文は、その人なりの表現や感受性の在り方や思考の道筋をも

露わにする「地図」であるのかもしれない。

普段の表面張力でふるふるしながら「何か」を保とうとしている作者の歌とは

ちょっと趣が違っていてベルばら世代の憧れも拍車をかけたか、どの歌もキラキラである。

大事にしまっていた玩具のエメラルドやルビーの指輪の輝きのような

憧憬のフィルターをかけた(レトロ風味天然色カラー)

向こうから現地での楽しい一時や感動が的確に伝わってくる。

良い旅で何よりだったと読む側が思えることがこの特集のよさを物語っている。


しかしいいなーフランス( ´д`)

自分であれば・・・一週間くらいアパルトマン借りてルーブル美術館とそこだけ往復して過ごしたいです。

市場で買い物してごはんも自炊して。旅行きたいなぁ。







2011年7月7日木曜日

弓弦は歌う

気を取り直して、本誌特集をゆるーく書こうかなと思っております。

出来る範囲で真摯にゆるーく(相反してはいないはず)。

その前にいくつか「へえ~」となった演奏のyoutubeなどを貼り付けてみます。






��人のコントラバス奏者のグループ。

イメージ的にずーんとした低音のみと思っていたのですが、何というか

手触り感のある音の重なり方を感じます。高い音を出そうとするほど

逆に深みとか奥行きを感じさせるのですね。




最近話題のチェロのデュオ。マイケル・ジャクソンのSmooth Criminal の演奏で

一躍有名になりましたが、個人的にはこのガンズの演奏のが好きかも。

木管楽器の次に好きな弦楽器もやはりどこか人の声を連想させてくれます。

2011年7月5日火曜日

名と魂

今月の「五行歌」誌のいつものゆるい感想を、と思いましたが

素敵な特集とかも語りたかったけれども、ある歌を目にして一気に萎えまして。



新聞メディアであれこれ叫ばれていて、未曽有の事故の象徴的に書かれているのはわかりますが


それに対する憤りと、その土地に住んでいる人への敬意との区分けはどう考えてますか?と


軽く問うてみたいです。もちろん別です、その土地に住んでおられる方々の平安を心より願ってます


と、言われればそれまでですが。





土地の名はそのまま土地の魂を表すという。



恵み豊かな命が生まれいづる素敵な地名が、カタカナにされた瞬間「記号」になってしまう残酷さを



目の当たりにして萎えたというか。



はぁ。



この溜息でお察しくださいませ。



もう感想書くのやめよっかなー( ´゚д゚`)と一瞬思うくらい。



作品評で取り上げてもらえたのも吹っ飛んだくらい。




いっそ自分が当事者だったら素直に傷つけるのに、と思いました。




そういう訳で今回はこんな感じで申し訳ない。

2011年7月4日月曜日

このブログを作った際に「使わないかもな~」と思っていたカテゴリーを

使う日が来ようとは・・・(大袈裟)

世の奥様達が結構利用しているレシピ検索ネット「クックパッド」

割と前からプレミアム登録していたのですが、せっかくなのでプレミアム特典のMYレシピ投稿などを

ちょこちょことUPしていこうと、ちまちまといじっておりました。

��まだ2品しか載せてません。デジカメ持ってないので携帯の写メールをなんやらして・・・なので。)

基本長時間労働の身で薄給なので、お鍋一つで安い材料で手早く簡単に出来るものばかり

普段食べています。一見男の料理に近いかもしれませんw

普段家で料理しない人や男の人でも手軽にできるんじゃないでしょうか。

基本こちらのブログ優先なので更新頻度は少ないですが興味ある方はどうぞ。

料理ジャンルなだけあって文体ものほほんとしていますw

http://cookpad.com/recipe/1480908

乾いた骨の聴き比べ

黒人霊歌「Dry bones」旧約聖書に出てくる預言者エゼキエルの「枯れた骨の復活」の奇跡の話が

題材になっています。足先から頭まで骨を組み立てていく様子、解体していくかのような様子が

メロディが半音階ずつ上がったり下がったりしていく面白さがあって好きな曲です。

たぶんこの半音階の部分は崩さずにあとは結構アレンジがあるみたいでそれもまた聴いていて楽しい。



日本で歌い始めたのはデューク・エイセス

これよりさらに若い頃の動画がこちら(埋め込み不可でしたのでURLだけで)

http://www.youtube.com/watch?v=K8OQrd-6cBY




そして、Kings Heralds

テナーがかなりハイトーン。最初出だしとラストのアレンジが面白い(・∀・)

歌い手の特色で印象が変わってくるのだなあと思いました。

公式サイトはこちら→http://www.theheralds.org/main.htm

始まりが1927年(!)幾多のメンバーの入れ替わりを経て活動してきた

歴史あるコーラスグループのようです。

2011年7月3日日曜日

この前NHK総合でクイーン特集をやってましたね。

やはりフレディのファッションに内心ウケつつ(半裸にソンブレロハットとか)

これまでの軌跡を辿りつつ楽しめた番組内容でした。






ボヘミアン・ラプソディの歌詞を見るたび「いいからはやく警察に自首しに行きなさい」と

いつもツッコんでしまう。



やはりこの曲が一番好きかなぁ。

2011年7月1日金曜日

解き放ち、生きてゆくという事

かなしみは




あなたが、この歌から見えるもの、景色、感情は何ですか?




それらのイマジネーションは、あなたが心の中で熟成させて、また誰かに伝える時




手のように誰かを繋げられるものですか?




どうかどうか、そうであれと願っています。