2011年8月29日月曜日

また電子書籍のパブーを使ってあれこれと作っています。

なんだかこのブログの延長的な散文と

本誌に出していないとか歌会のみ出したとかの作品を掲載予定。

不定期にやります。10ページもないです。

どこまでも自分だけしか面白くないであろう個人冊子です(そもそも個人だからいいのだろうか)。

表紙だけはとりあえず出来てます(・∀・)



sen表紙



ほんと表紙とまえがきしかやってないw

��月にはできればいいですねえ(他人事)という進み具合です。

2011年8月22日月曜日

突発的岡村ちゃん特集記事

私が十代だったときBOOWYとかレベッカとか尾崎豊の隙間で独特の輝きを放っていた。

物凄いファンでなくとも「岡村ちゃん」という呼称で呼んでしまうし、キワモノっぽい印象であったけど

今聴いても古臭さは感じない音。時代がようやく追い付いてきたのか。

復帰アルバムももうじき出るそう。それより復帰して続くのかがすごく心配ですが(;´Д`)

アルバムジャケット見る限りは何か毒素が抜けきったような感じであるし(痩せてよかった・・・)

少なくとも今の時代は、昔よりは彼にとっては生きやすい世の中であるかもしれない。


この曲が一番好きかなー。


時代の虚無感をひしひしと感じる。




2011年8月21日日曜日

歌会でしたよっと。

ざーっと箇条書きですがあれこれ記しておきます。論理立てが眠気でできないので・・・

��土曜は仕事午前中だけあるので大抵歌会の日は眠いですw)




★T水氏とお昼ご飯を歌会前に頂く。とにかくF島氏大好きなので目下お休み中の氏の事を

熱く語っていました。


★結局はこういう詩形を知ってもらうには

「本誌読む人だけではない広い範囲の目に触れさせ、自分も書いてみたい!と

思わせるような歌の力しかないんじゃないか」という結論に。




★携帯メールの挑戦が続いているT水氏、どうやらPCでこちらのブログをご覧になったらしい。

そして右帯の歌集4部作をほめてくださった(∩´∀`)∩ワーイ

「あの作品載せてるのがツイッター?」いえいえ電子書籍なんでございます。




★そんなT水氏、全国大会に行ってくるそうです。

F島氏も行くそうなので行かれる方どうぞよろしくお願いいたします。




★出席は6人。点数表制作&今月の司会係のメンバーが急遽お休みに。

そして急遽わたくしが司会にw




★さわやかな夏らしい青空の歌が多かったです。たぶんこの書き方は北海道の気候ならでは。

どこまでもからっとした表現になります。




★歌会後は場所を変えて甘味処へ。



★T水氏の小5のお孫さんが旭川へ遊びに来た話。

孫の携帯をわざと鳴らして悪戯するお祖父さんに対し

遊びに来る際に「いじめ倒してやる!(そちらの家の)手伝いはちょっとはするけど」とメールで返す孫。

楽しいww



★ゲーム類を持たせなかったそうで旭川でも一緒に遊ぶ子もいなくて寂しかったろうけど

「寂しがらせてもいいよね、そういう事も覚えないと。」と。

それでもパソコンや携帯を駆使して遊んでいたそうで驚嘆したそうです。





★今日のT水氏名言「僕は(ずっと学校の中しか知らないから)社会の事とかわかってないから、経営の事とか

そういう話を聞くとすごいなーって思うんだよねえ」

こういうふうに自身を振り返られる教師って今の時代どれだけいるのだろうとふと思った。

そして同じ70代の同世代の男性の中でも。

なんとなく先月休みだったせいもあって大いに話をしてました。ある意味T水氏祭りの一日でした。

2011年8月17日水曜日

ちょうど本誌の締め切り間際に急遽特集を組むので16首プリーズ!という知らせが来てしまい

久々の大慌てでゼロから歌を作っていました。

ちょうどPMFが終わってしばらくの事だったので(安易に)題材に使ったはいいが

ライブの予定も立て込んでいて、jazzを聴きつつクラシックの感動を歌にするのかできるのかだいじょーぶか?

と、焦りつつ組み立てておりました。字を間違えて訂正メールを何度も送ったりとか(´д`)

てんやわんやですがなんとか纏めた・・・という感じです。

記録っぽくなったは否めないけど、でも、改めて思い起こせばあの時間は確かに自分の何かを

刺激してくれたような気がします。



出し惜しむな、悔いは残すな、と。



喝采

そのうちの一首がこれ。

PMFだけではない他のライブでの実感も含まれているけれど。

人が何かに誰かに拍手を送る時、それは敬意や称賛であったり感銘の気持であったりするけれど

ライブの音は生もので、その時のグルーヴ感と同じものが次回味わえると思ったらそれは違う。



だからこそ一期一会の瞬間に出会えたことに感謝する。

きっとここで立ち会えたのも必然で、その巡り合わせに。



上手い具合にここのところのライブ出歩き鑑賞の総括みたいな歌になった。


また良き音と感動の瞬間に巡り会えればと思う。

2011年8月10日水曜日

kitaraにアキラさんがやって来た~宮川彬良コンサートゆる感想

聴きたい時は突発的に聴きに行くライヴ三昧のラスト、アキラさんの大発見コンサートに行ってきましたよ。


音楽の可能性や楽しさを子供たちに感じてもらおう・・・がコンセプトですので

キタラホールのロビーにはかなりな数の親子連れでいっぱいでした。

何せちびっこ達ですからフリーダム。

ぐずってみたり叫んでみたり靴下脱いで寛いでみたり

「アキラさんどこー?(・∀・)」とお母さんに聞いてみたり…賑やかでしたw

11-08-07_002.jpg

そんなこんなで開場。わたしは2階席のやや右端寄りでしたが

ホールの構造上、360度見渡せるようになっているのもあり実に見晴らしがいいです!

さて開演まで30分前に札響合唱団の方が入場。

コンサート最後の曲に手拍子で観客が参加するパートがあるということで

なんとそれの前説と練習です。



そして開演。

まずは札幌交響楽団の方々が入場して拍手。

チューニングが終わり、最初の曲「大発見マーチ」が始まりました。

そして…下手から勇ましい足どりで宮川彬良さん入場です!!まさにテレビで見たあのアキラさんですw

会場大拍手の渦です。

そのまま指揮台に上がり演奏を続けます。

曲が終わり恭しくw挨拶をするアキラさん。

「拍手は私たちの大好物なんです~」ということで

曲の終わった瞬間を再現して(最後のジャジャーン♪みたいなやつ)

拍手の練習です。またやるんですかw


2曲目はブルース・リーの映画、燃えよドラゴンのテーマ。

「あの「アチョー」の台詞をどの楽器が担当してるのかよく聴いてみてくださいねぇ~」

聴く分にはそのままアキラさんがマイクで「アチョー!!」で充分な気もしますがw

ともあれ目と耳をこらして聴いてみる。




♪♪~(お馴染みのフレーズ…)(´ω`)


~チャチャーチャーン♪(おぉ、いよいよだな)(・ω・´)


『アチョー!』(アキラさんの口パクパフォーマンス付きw)~♪
(えっチェロだ!!)Σ(゜∀゜)


そっかーバイオリンだと線が細いからチェロなのかなーと思いきや

アキラさんヌンチャクを取り出し(いつの間に持って来てたんだw)

体にパコパコぶつけつつヌンチャク演武を披露w

ラストも見事な決めポーズ!笑いと拍手喝采です。

アチョー担当のチェロパートの団員さんたちを紹介後

これを弦楽器全員でやってみたらどうなるかを再現してくれました。

何やら地響きのようなアチョー!!で「現代音楽のようになりました」とアキラさんが言った瞬間…



ウワァァ-----。゚(゚´Д`゚)゚。-----ン!!!!
大ホールに響き渡るちびっこの泣き叫ぶ声が。

アキラさん超動揺してますw(゚Д゚≡゚Д゚)ドコドコ?

ちょうど私から見てステージ挟んで向こうの座席、

号泣するわが子を抱いて出口へ避難するお父さんらしき姿が。

その後を追いかけていくお母さんらしき人。

後ろを振り向き確認したアキラさん!Σ(゚д゚lll)

「申し訳ございません!!」その場で土下座w

会場大爆笑w


音にびっくりしちゃったのかもですねぇ。

ちなみにホール外にはモニター設置してるのでこのような不意の出来事でも

お子さんをあやしながら演奏会も楽しめるようになっていたようです。


その後気を取り直して?、ベートーベンの「悲愴」を。

本来ピアノ曲ですがオーケストラアレンジで演奏してくださいました。



次は「ゆうがたクインテット」から3曲を先ほどの合唱団の方が登場して演奏、合唱。

「ただいま考え中」「目は怒ってる」そしてゆうがたクインテットの「テーマ」

そういえば隣の席のお母さんが娘さんに「今日はシャープさんとかは来ないんだって、お留守番してるんだって」

と説明していたのが微笑ましかった(*´ω`*)



続いてはアキラさんオリジナル曲のメドレー。

こうして演奏するのは初めての新曲もあって(ちなみにコンサート終了後ロビーでCDなど販売されてました)

どの曲も丁寧(構成とか音楽に対する姿勢とか、笑いが入ってもとても丁寧な印象を受けます。)で

優しいものばかりでしたが、「まちがみんなをすきなんだ」という曲が特に好きです。

「暮らし」や「日常」というもののかけがえのなさを描いていて、子供向けというより

案外じっくり聴き入っていたのは親御さんの方だったかもしれません。

童謡って結構な大人になってからふと思い出して口ずさんだり、ちょっとした癒しになったりしますが

その先を見越して作った部分もあるのかなと思ったり。



そして想定内の最後の曲(もちろんアンコールはちゃんとあるという設定。あらかじめ説明というのは

綾戸さんといい流行っているんでしょうか?w)

ディズニー・シンフォニック・パレード!ディズニー映画のいわば行進曲部分を主に繋いで

編曲、演奏してくださいました。もちろんちびっこ達もノリノリヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ



最後はアンコール曲(曲名忘れました・・・よろこびのリズムとかなんとかだったような)、

最初の前説で練習した手拍子(手だけじゃなく足とかお腹とかも使います)で

観客も参加して楽しくほっこり密度の濃い1時間を過ごせました。



来月からはがっつり歯医者通いの予定なので年末までかかる予感・・・CD買うのもLIVE関係もしばしお預けです。

無理のない程度なら行きたいですが、当分はYOUTUBEとお友達が続くでしょうねえ。

2011年8月8日月曜日

真夏日jazz日~サッポロシティジャズ2011ゆる感想~

さて、ややあって遅くなった8/6のサッポロシティジャズのゆるい感想をば・・。

前回のPMFと全く同じステージだったのですが、今回はちょっとハードでした。

この日の札幌市内の気温は30℃(前回は26℃)

そして風がかなり微弱でやや湿気もあり(前回はビュービュー吹いて快適でした)

日傘一本だけではかなり辛い環境でした。(´Д`;)

途中ブレイクダウンする余裕があるjazzだからこそなんとか最後までいれたかもしれません。

無料で配ってくれたうちわの波が観客席を埋め尽くしていましたねえ。


PMF以上にスタッフさんが見回り巡回をしていたので、実況ツイートも少な目

��と言っても暑くてそんな余裕がなかったのが本当ですw)


まず、トップバッターは青木カレンさん。

ご本人ブログ http://ameblo.jp/karen-aoki 公式サイト http://www.rambling.ne.jp/artist/karen/

North JAM Session RED STAGEにはステージの後ろに巨大スクリーンが配置されていて

遠くからでもアーティストの演奏や表情がはっきり見える仕様になっています。

南国風のマキシワンピ姿で登場。美人さはブログで確認してみてくださいませ。

のっけからクイーンの「We will rock you」をアシッドジャズ風味?で歌いだす(゚д゚)!

低い声と高い声の印象が結構違っていて、それが新鮮。



オリジナル曲のsugercake(この宣伝動画のラストに流れている曲)がフレンチポップスっぽい味付けで好きでした。

このアルバムからの曲がメインで、スティングやレディー・ガガのカバーもあり、

カバーでもアレンジと声のアクのなさがいい感じに働いていてナチュラルに乗れました(・∀・)

ジャズとかちょっと興味あるけどどんなのかなとか考えている若いお嬢さんがたとかでも

さらっと聴ける馴染みやすさはあるのではないでしょうか。


続いてはAGA-SHIO

津軽三味線奏者の上妻宏光さんとピアニストの塩谷哲さんのコラボユニットです。

わたくしこの時点で暑さに負ける寸前になっており・・・トークの内容もあやふやですが

お二人とも話し上手で演奏もそうですが、ボケとツッコミが入れ替わるトーク、かなり楽しいです。

��三味線は弾く曲によってチューニングも違ってくるとのことですが、どうやら塩谷さんが曲進行を間違えたらしく

いきなり違う曲を振られてすごい焦ったそうですw)




どんな媒体にしても和と洋のコラボレーションはどことなくアンバランスでそのずれがまた

魅力だったりしますが、このオリジナル曲はまさにしっくり融合している趣です。



そしてT-スクエア。



いきなり前方の椅子席の観客が総立ち(゚д゚)!あのF1のテーマソングから始まって一気にボルテージが上がります。

長年活動されていて熱烈なファンも結構いると聞きますが、すごい盛り上がりでした。

仕事帰りだし絶対このバンドの時は睡魔に勝てない気がする・・という予感は的中。

あの爆音をものともせずしばらく数十分ほど爆睡しましたw


日も落ちて、薄暗くなり肌寒くなってきた頃(寒暖の差が・・・)

トリは綾戸智絵さん。「北海道らしいメルヘンな感じで」(そういうイメージなのかw)ということで

17歳の時にアメリカで買ったというその当時で古着だから今だと超ヴィンテージになる

白地にに花模様のついたギャザーたっぷりのワンピースがすごく小柄な体に似合ってましたよ(・∀・)



一曲目はこの曲から始まりました。

これを皮切りにjazzのスタンダードを力強くずっしりと歌い、

そして歌紹介の際の感動&爆笑エピソードが必ずあって、ちょうど出ていた三日月を背に「It's Only A Paper Moon」

何気ないリクエストから始まって歌うほど好きになっていく「テネシー・ワルツ」

北海道で歌うのが似合うんじゃないかと歌ってくれた「カントリー・ロード」

ジョージア名物オクラのソテーに納豆を混ぜてみた話「Georgia on my Mind」

渡米して道を尋ね「where is …Route ロクジュウロク?」が最後まで通じなかった「Route 66 」

「プーさん(エルヴィス・プレスリーの事w)が枕元に立って歌ってほしいと」いう事で

歌ったIn the ghetto(元歌はこの下)などなど。


そして想定内の最後の曲(アンコール時間も加味しております、と本人談)「明日へ架ける橋」

震災を経た影響からか、希望を感じさせる3番の歌詞を、今、実感を込めて歌える気持ちになったと。


そしてアンコール曲は「Hallelujah」メサイアのコーラスじゃなくて私も今回初めて知った曲でした。

元歌はこれ。



声高ではないけれど確かなメッセージをしみじみ感じました。

人の根本に、意識しなくともされなくとも音楽の持つ力は確実に伝わるものなのかもしれません。

バス停へ行く道々で満足気に「よかったねー」と語り合う他の観客と共にそんなことを

暑さ疲れの頭でぼんやりと考えて帰路につきました。

2011年8月6日土曜日

明日の復習

明日はサッポロシティジャズ、PMFの時と同じ野外ステージに再び行ってきます。

また電池の様子見つつ中継ツイートはするかも・・・それより天気が・・・。

��0℃近くなるらしい、そして昼頃すこし雨も降るらしい。

そういえば前の時も小雨が降ってビールを死守しつつ聴いてたなあ。





パワフルさに圧倒されるというより個人的には

「おばあちゃん手作りのドテラを掛けてもらったようなあたたかさ」を感じる。

力強く発する者が打たれ強いかと言えばまた違う。

打たれ鍛えられてきた人間特有のこれは温もりと思う。

2011年8月1日月曜日

音の一期一会~2011PMF感想~

今日行ってきたPMFの感想を・・・。

クラシックは好きなだけで初心者ですので本当につたない感想ですw

そしてちょっと悲しい事が一つ。

プログラムを現地に忘れてきたようです(´;ω;`)ブワッ

アンサンブル演奏会のとき追加の曲目があったんですが書けずじまい、という体たらく。

リュッケルトの原詩と訳詞も載っていたのに・・・がっくりです。演奏中は撮影もダメということで

休憩合間にツイッターで実況はしましたが。


pmf3.jpg


さて、開場30分前に芸術の森へ到着。

すでに椅子まで出して行列している様子Σ(゚д゚lll)

あの野外ステージは本当に所謂山の中腹のような場所なので、こんもりと緑に囲まれていて

蝉の大合唱の隙間から、どこからかオーボエの(たぶん)おさらいが聴こえてきたり

コンサートホールでは味わえない雰囲気でした。

時間になり開場。入場入口でなんと、PMFオーケストラの金管の方が

オープニングのファンファーレを演奏してお出迎えですw(写真撮りたかったけど人波があったので・・)

ちなみにPMF関連の方はスタッフでも演奏者でも同じグリーンのTシャツを着ていたので

なんだかものすごい「皆で作ってますよー」な手作り感を感じましたねえ(*´ω`*)


開場して30分ほどした頃、東日本大震災の追悼の意を表すとして

PMFファカルティのデンソン・ポール・ポラード氏と有志(なのか担当した修了生なのか)での

金管5重奏での演奏が行われました。

フェイントで始まったのでMC内容も曲目も記憶が・・あやふやですが

��たぶん「亡き王女のためのパヴァーヌ」はかかったような気がする)

ただ最後がjazzのFly me to the moonだったのは覚えているです。


12:00~ PMF青少年のための音楽会
 尾高 忠明(指揮とお話)
 札幌交響楽団(ホストシティ・オーケストラ)
リスト:交響詩「レ・プレリュード」
 R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」 作品20 TrV156
 チャイコフスキー:幻想的序曲「ロメオとジュリエット」


いきなり胸打たれる熱演のリストでした。音でうるっときてジーンとしたのは久々ではないだろうか。

終わった後息を切らしつつトークに入った尾高さん(けっこう疲れるんですとご本人も言っていたw)

震災の関係でPMF自体も開催が危ぶまれていたというのもあり、今回は特に並々ならぬ気持ちがあったようです。

その気持ちが伝わってくるような演奏でした。



13:40~ PMFアンサンブル演奏会
 PMFオーケストラ・メンバー
 PMFファカルティ・メンバー
メノッティ:カンティレーナとスケルツォ
 フランセ:木管五重奏曲 第1番
 クーツィール:ブラスシンフォニー 作品80
 フランセ:十重奏曲


プログラム紛失のためあいまいですがメノッティの前に

もう1演目パーカッションのアンサンブルがあったのです。

素晴らしい演奏だけに本当に惜しい(つд⊂)

打楽器だけなのにどこまでも奥深く広い世界を垣間見せてくれました。



15:10~ 未来のPMFアカデミー演奏会
 阿部 博光(指揮)*
 ダニエル・マツカワ(指揮)
 PMFチェンバー・プレイヤーズ
 HBCジュニアオーケストラ
 ベートーヴェン:エグモント序曲*
 ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 「運命」作品67
 チャイコフスキー:序曲「1812年」 作品49


ジュニアオーケストラは小学生~高校生までいます。アカデミーの卒業生もいたとはいえ

この結構体力使いそうな演目をよく溌剌とやり遂げたなあというのが実感です(´ω`)

最後のチャイコフスキーでは東海大四高校の吹奏楽部から金管セクションが応援に入り

全員合わせてすごい大人数で大迫力の演奏でした。

これが終わった時点で帰る人が結構多かったのですが、憶測ですが巡回公演ルートに入らなかった

道東から来てる方とかだったのかなあと思います。

本州の人にはわからない感覚かもですが、釧路や根室からこっちに来るのって本当に時間がかかるんです。

��札幌~釧路間だったら特急でも四時間弱)

明日は月曜だし電車の関係で泣く泣く帰られた方もいるのではないかと(´・ω・`)



17:00~ PMFオーケストラ演奏会 ~ルイジのマーラー「巨人」~
 ファビオ・ルイジ(指揮)
 トーマス・ハンプソン(バリトン)
 PMFファカルティ
 PMFオーケストラ
 マーラー:リュッケルトの詩による歌
 マーラー:亡き子をしのぶ歌
 マーラー:交響曲 第1番 ニ長調 「巨人」



個人的に楽しみにしていた演目です。

さて、バリトンのトーマス・ハンプソン氏。

私の座っているとこからステージまで100mは離れていたのですが

それでもわかるデカさ。

手を携え登場したルイジさんが連行された宇宙人のように見えましたw

「亡き子~」がプログラムでは先だったのですが急きょリュッケルトを先に歌うことになったそうで

気持ちの流れ的な問題なのかしらと思ったり。そのプログラムに書かれた訳詞も素晴らしかったです。

子を亡くした現実をわかっているけれど受け入れられない苦しみを描いているあたりが・・

��ああ、プログラム・・・)

内省的で派手ではないけれど響く歌声でした。


そしてこのフェスティバルのトリを飾る「巨人」です。

第一楽章は本当に周囲の森と溶け合うよう(*´ω`*)

オーケストラは国内外で活躍しているソリストばかり。

どの楽器も遠くからでも一音一音はっきり判りました。

漲った、というか抜かりないというか、はちきれそうな何かをものすごい絶妙なバランスで

巧みに振り分け一滴たりとも無駄にしないような指揮と演奏でした。


pmf2.jpg

一気にたたみかけるように終わった瞬間、観客は総立ちで拍手。

何度もカーテンコールを繰り返されて、指揮者も演奏者もやり切った感の笑顔が並ぶステージ。

音楽に関わるそれぞれがきっと思うところがあった今回のPMF。

クラシック通なわけではない自分でも「これはひょっとしたら意義深い瞬間に立ち会えたのかもしれない」と思えました。

音との出会いも一期一会なのだなあと、演奏も全部終了したしいいよねと

携帯で映した写真はいい感じでボケていましたw



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来年はどんな音に出会えるのだろう。